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巻き爪の治療

2017年12月21日

足の爪の切り方が悪かったり、加齢や疾病による歩行障害が長く続くと爪が変形し、巻き爪が生じることがあります。巻き爪には、爪が周りの組織爪郭(そうかく)に突き刺さっている陥入爪(かんにゅうそう)と、爪の縁が中心部に向かって巻き込んでいる弯曲爪(わんきょくそう)があります。
炎症を伴わない陥入爪で、爪の切り方が悪くて生じている場合には、そのまま何もせず爪を伸ばせば自然に治りますが、炎症を伴う陥入爪や、加齢や疾病によりつま先に体重がかからなくなって生じた弯曲爪には治療が必要です。
陥入爪による炎症は、爪と爪郭の位置関係が悪いために生じるものなので、薬だけでの治療は困難です。炎症が軽度で肉芽を生じていない場合には、爪郭を伸縮性のあるテープで引っ張り、爪の圧迫を減らせば改善します。肉芽を生じている場合は、爪と爪郭を隔離するために爪の縁にプラスチック製のカバーをつけたり、爪と爪郭の間に綿を詰めたりします。
爪の変形が強い巻き爪は、超弾性合金製のワイヤーや装具、巻き上げタイプの装具で巻き込んだ爪をゆっくりと広げていきます。巻き爪が長く続き、爪郭が爪を覆いかぶさるように変形している場合には、局所麻酔の手術で余分な爪、爪郭を切除し、爪が生えてこないように爪を作る爪母を除去、ないしは変性させる必要があります。時に、爪を支える足指の骨にとげが生じていることがあり、とげを削って爪を広げる手術をしなければいけない場合があります。
手指の爪でも、けがや深爪で同様の症状を生じることがあります。深爪をしないように気を付けましょう。