病気について知る病気辞典

心臓病と運動

2011年4月14日

心臓病があると、爆弾を抱えたような思いでいる人も多いことでしょう。しかし、必要以上に心配して運動を制限すると、それだけで寿命が縮まることがわかってきています。
適切な運動と生活習慣の改善(食事、禁煙)によって、肥満・高脂血症・高血圧や心機能の改善、運動耐容能の向上、自律神経のバランスや精神的ストレスの改善などの効果があり、心血管系による死亡率が20~25%減少します。
しかし、運動が良いといっても、やみくもにやってよいというものではありません。そこで、簡単な運動の仕方と注意点を述べます。

運動の種類としては、全身の多くの筋肉を使った運動が良いとされており、ウォーキングが最適と思われます。ただ歩いたらいいというわけでなく、ご自身が楽から少ししんどく感じる程度の速さで、30分から1時間くらい(準備運動と整理運動も心がけください)を週に3回ほど行うと良いとされています。そして、何よりも継続できる運動を心がけてください。

運動を安全に続けるために注意していただきたいのは、以下の点です。
体調が悪いときには休む。食後2時間以上経ってから始める。運動前後にコップ1杯の水分を補給する。天候・環境に注意して適切な服装と靴を着用する。
以上の点をご理解いただければ、安全に運動可能と思われますが、主治医と相談し、ご自身に適した運動を教えていただき、定期的に健康チェックを受けながら上手に病気と付き合ってください。