病気について知る病気辞典

災害医療

2011年6月23日

2011年3月11日、東日本大震災が起こりました。死者14,785人、行方不明者10,271人、重軽傷者5,279人におよびます。

わが国は「阪神・淡路大震災1995年」で多くの命を失い、災害医療について多くの課題が浮き彫りになりました。この大震災を契機に、災害医療体制の見直しが行われ(1)災害拠点病院の整備(2)災害派遣医療チーム(DMAT:Disaster MedicalAssistance Team)の養成と運用開始(3)救護班の整備(4)広域医療搬送計画などの整備がなされてきました。

(1)災害拠点病院
愛媛県内には8カ所あり、災害時には災害医療の拠点となります

(2)災害派遣医療チーム(DMAT)
災害医療の専門的訓練を受け、発災早期に活動する医療チームで、大災害時には被災地に駆けつけます

(3)救護班
赤十字病院が中心的役割を担ってきました。救護所の設置、被災現場や避難所での診療、心のケア活動などを行います

(4)広域医療搬送計画
被災地内で十分な治療が受けられない傷病者を、ヘリコプターなどを使って、被災地外へ搬送し、治療を行います。南海地震が起こった場合には、高知県内の傷病者を、愛媛、香川、広島、山口県などに搬送し、治療する計画があります。

東日本大震災における医療支援活動は、今なお進行中ですが、50年以内に発生する恐れのある東南海・南海地震を見据えた検証がすでに始まっています。災害医療の目的は「救える命をより多く!」です。