病気について知る病気辞典

梅雨時に注意する目の病気

2011年6月30日

梅雨時に増える、はやり目(流行性角結膜炎)という病気があります。

周囲の方にうつりやすく、不快な症状があります。学校法定伝染病に指定されているため、感染力がなくなったと医師が判断する時期まで、学校を欠席しなければなりません。

原因はアデノウイルスです。発症した方の涙や目やに(眼脂)を介してうつります。多くの場合は、片目もしくは両目がゴロゴロする、目が赤い、眼脂で目が開かない、涙が止まらないなどの症状が最初に起こります。発熱を伴ったり、耳前リンパ節が腫れたりします。時間とともに黒目(角膜)に混濁を来たし、視力低下を起こすこともあります。感染している方の涙、眼脂を触ると手にウイルスがつきます。その手が触れた場所にウイルスが存在します。その場所を触れた手で、目を触ると感染します。ドアノブ、エスカレーターの手すり、家族で共用するタオル、風呂やプールの水など感染しやすい場所は多いです。

薬局で購入できる70%アルコールでの消毒が有効です。インフルエンザと同様に、確定診断する検査キットがあります。
近年、新型が見つかり、簡易検査で診断が確定しないタイプもあります。治療はアデノウイルスを殺す抗ウイルス剤がないため、対症療法で点眼加療します。

発症から治癒まで2週間前後かかります。思い当たる症状があれば眼科を受診してください。