病気について知る病気辞典

近視治療の最前線

2011年9月8日

日本人はもともと近視の多い国民ですが、最近さらに増加し、高校生の半数以上は近視というデータもあります。
眼鏡やコンタクトレンズによる矯正は簡便なのですが、眼鏡では視野の狭さやゆがみがあったり、コンタクトレンズでは消毒や管理が面倒であったりなどと不便な点もあり、裸眼視力がよければどんなにいいだろうと思われる方も多いでしょう。

2000年にエキシマレーザーが認可されて以来、近視の治療としてレーシックが日本でも行われるようになり、現在、手術件数は年間約40万件ともいわれています。
レーシックとは、角膜を削って近視を矯正する手術で、インターネット等でも簡単にできる治療法として紹介されていますが、関東の大手レーシック眼科で、術後に角膜感染症を多数起こした事件をはじめとしたトラブルも報告されています。これらは手術前の診断や術後の処置が不十分なことが原因であり、トラブルを避けるためには眼科専門医できちんと診察を受けることが大事です。

また、2010年にはレーシックができないといわれていた、ひどい近視にも対応ができる有水晶体眼内レンズ手術が、さらには、手術を行わず、特殊なコンタクトレンズをつけることにより、一時的に裸眼視力を回復させるオルソケラトロジーといった方法も開発されています。

このように、最近の近視治療には選択肢の幅が広がっています。視力は快適な生活のためになくてはならないものです。ぜひ、お近くの眼科でご相談ください。