病気について知る病気辞典

うつ病~早く気づいて、ゆっくり治す~

2011年9月15日

9月になっても、まだ暑い日が続いていますが、もうすぐ秋です。
季節の変わり目に増える精神疾患の一つにうつ病があります。うつ病の代表的な心の症状としては、気分が落ち込む、何の希望もなく居なくなってしまいたい、いつも不安である、今まで好きだったことを楽しめないなどがあります。

体の症状では、眠れない、食欲が無く味がしない、常に体がだるい、生理不順、性欲低下などが挙げられます。前述した症状が、幾つか該当するからといって「うつ病」という訳ではありませんが、うつ病を疑うきっかけとなります。また、周囲の方々が、普段の何気ないやり取りから、その兆候に気づいてあげることも重要になります。うつ病ではないかと思ったら、自分だけ、あるいは家族だけで抱え込むのではなく、早めに専門の医師に相談してください。

薬物療法では、抗うつ剤を主に用い、補助的に抗不安剤や睡眠導入剤を用いることになります。最近では、ストレスを緩和する漢方薬を併用することがあります。心身に負荷がかかっていれば、それを明らかにして軽減していったり、悲観的な物事の捉え方を修正する、認知行動療法などが有効とされています。

薬物療法との併用で、徐々にではありますが、症状の改善が期待できます。焦らず、ゆっくり療養することが肝要です。