病気について知る病気辞典

喉のつまり感

2011年10月27日

「喉に何かひっかかった感じがする」とか「喉がイライラする」と訴えて、耳鼻咽喉科を受診する患者さんは意外に多くみられます。

詳しい症状をうかがったり、鼻や喉の内視鏡検査、レントゲン検査などから、アレルギー性鼻炎や蓄膿症、扁桃炎や扁桃肥大、慢性的な喉の炎症、逆流性食道炎、甲状腺の病気、まれに喉のがんなどその原因を特定できる場合も多いのです。
しかし、いろいろ検査をしても、その原因が見つからない場合も少なくありません。

このような場合を一般に『咽喉頭異常感症』(いんこうとういじょうかんしょう)と呼んでいます。もちろん、一度の検査ではわからない病気が隠れていることもありますから、慎重に経過を見ていく必要はあります。

咽喉頭異常感症の患者さんの多くは心配性の方であったり、悩みごとやストレスがたまっていたり、いわゆる心因的なものが背景にある場合が多く見られます。「うちは喉のがんの家系だから心配で…」という訴えもよく聞きます。また、更年期障害の症状の一つであることもしばしばです。一度喉のつまり感が気になり始めると、ますますつまり感が強くなるのも特徴です。

治療は、原因がはっきりすればその治療をしますが、一般的には不安を取り除くお薬や漢方薬を飲んだりします。喉のつまり感を感じたら、悩み続けないでお医者さんに調べてもらいましょう。お医者さんの「何もありませんよ」の一言が一番の薬になるかもしれません。