病気について知る病気辞典

帯状疱疹(ほうしん)はうつりますか

2011年11月3日

体の右半分か左半分に弧を描くように、皮膚の赤みと水疱(すいほう)を生じ、痛みを伴う帯状疱疹。夜も眠れないほど激しく痛むこともあり、つらい病気です。

水痘・帯状疱疹ウイルスが原因でおこる病気ですが、このウイルスは水痘、俗にいう水ぼうそうの原因でもあります。
多くは子どもの頃に水痘を発症しますが、一度水痘になると、このウイルスは体内の神経細胞の中に潜み続け、その後長い年月を経て、再び反乱を起こすことがあります。その時発症するのが帯状疱疹です。つまり、帯状疱疹は人から感染した病気ではなく、自分の体内に潜んでいるウイルスの再活性化によっておこる病気なのです。ですから、水痘になったことのある人は、誰でも帯状疱疹をおこす可能性があります。
逆に、水痘になったことのない人は、体内にウイルスがいませんので、帯状疱疹になることはありません。しかし、帯状疱疹の患者さんに接触すると、ウイルスが感染し、水痘を発症することになります。そして将来、帯状疱疹を発症する可能性もでてくるわけです。

おわかりいただけたと思いますが、水痘・帯状疱疹ウイルスにはじめて感染した時におこる病気が水痘、その後そのウイルスが体内に潜伏し、再び活性化した時おこるのが帯状疱疹です。

帯状疱疹になった時、身近に水痘になったことのないお孫さんやお子さんがおられたら、十分にご注意ください。