病気について知る病気辞典

過活動膀胱(ぼうこう)について ~おしっこが近い、我慢できない~

2011年11月17日

「急におしっこが我慢できなくなる」「トイレに行くまでに我慢できずに漏れてしまう」―このような症状はないでしょうか?

もしかしたら、過活動膀胱かもしれません。
過活動膀胱とは、加齢や前立腺肥大症、神経の病気などで膀胱が過敏になり、少しおしっこがたまっただけで、すぐにトイレに行きたくなる病気です。

日本には潜在患者も含め800万人以上いるといわれていますが、実際は高齢であるからとあきらめたり、恥ずかしいとか、まあ病気じゃないからという理由で病院に来る人は少ないように感じます。過活動膀胱は、命にかかわる病気ではないのですが、日常生活を送るうえで大きな支障となり、特に旅行などの外出が不安でたまらなくなります。

治療としては、抗コリン剤(膀胱の収縮を抑える薬)を処方します。これを1~2カ月内服すると、個人差はありますが、約80%の患者さんの症状が改善されます。男性の場合は前立腺肥大症の薬と併用することもあります。

日常生活の注意点としては、水分やカフェインの取りすぎは尿意を催しやすくなりますので気を付けましょう。また便秘が続くと、膀胱機能が不安定になりやすくなります。高齢化社会において、患者はますます増加していくと思われます。もしかしたらと感じたら泌尿器科を受診してみてください。