病気について知る病気辞典

怖い角膜感染症 ~正しいコンタクトレンズの管理を~

2011年12月22日

今や、国民の10人に1人がコンタクトレンズ(CL)を装用していると言われますが、不適切な使用方法による眼のトラブルも急増しています。
中でも角膜感染症は、放置すると失明の危険性もある恐ろしい病気です。

角膜の表面に全く傷がなければ、微生物がやってきても問題ありませんが、少しでも小さな傷があれば、感染する恐れが高くなります。治癒しても角膜が混濁して、視力低下をきたす場合があります。無理な装用、ずさんな管理が重篤な眼障害を引き起こしかねません。

CLは、微生物汚染の危険が常につきまとっています。取り扱う前には、手指をきれいに洗いましょう。ソフトCLの洗浄には水道水を使用せず、専用の洗浄液を使ってください。最も一般的なMPS(マルチパーパスソリュージョン)は、洗浄・すすぎ・保存・消毒を1剤でこなせる優れものですが、浸けておくだけでは消毒効果は不十分です。表面をしっかりこすり洗いし、十分すすぐことによって、汚れと共に微生物を除去できます。

保存する容器にも注意して下さい。ケース内の細菌検査では、水まわりの湿った環境を好む性質の細菌が多く検出されています。ケースの内側もこすり洗いし、よく乾かすことが重要です。時々新しいケースと交換してください。

CLは眼に入れる“異物”です。快適なCL生活が送れるよう、自身の管理を見直してみましょう。