病気について知る病気辞典

小児の花粉症

2012年2月9日

毎年、春先から2、3カ月間飛ぶスギ、ヒノキの花粉によって引き起こされる花粉症。
発症する人は年々増加の傾向があり、現在ではその数が日本全国民の2割から3割とも言われています。

以前、花粉症は30歳代から50歳代の成人に多く、小児の花粉症はないと言われてきましたが、最近、花粉症を発症する時期が低年齢化しています。
花粉を吸い込むと、体内でその花粉に対する抗体(こうたい)というものが作られ、その抗体の量がある程度になると、花粉症の症状が出始めます。早ければ2、3歳から花粉症になる可能性があり、小学生の約1割がスギ花粉症を発症しているという報告があります。

小児の花粉症でも、くしゃみ、鼻水、鼻づまりの3大症状は成人と同じです。
ただ、子どもは自覚症状が少なく、本人からの訴えもないことがあり、周囲の人が注意深く観察し、花粉症をみつける必要があります。手のひらで鼻を上下にこする、口や鼻を上下左右にのばす、目の下にクマができる、鼻をこするために鼻の先に横じわができる、といったしぐさなどが小児花粉症の特徴です。

このようなしぐさをするお子さんがいらっしゃいましたら、専門医のもとで、適切な治療を受けさせてあげてください。