病気について知る病気辞典

鉄欠乏性貧血にご用心

2012年2月16日

疲れやすかったり、めまいや立ちくらみ、動悸(どうき)、息切れ、耳鳴り、頭痛や顔面蒼白(そうはく)、爪が割れやすくなったり、氷が無性に食べたくなるなどの症状はありませんか?

このような症状があれば、貧血がないかも調べてみましょう。特に鉄欠乏性貧血は女性や高齢者に多く、放置されていることがよくみられます。

血液中の赤血球には、酸素を全身に運搬する重要な働きがあります。貧血とは赤血球あるいは血色素(ヘモグロビン)の量が正常より少なくなった状態で、酸素の運搬が十分に行われなくなり、さまざまな組織が酸素不足となって、いろいろな症状がでてきます。鉄欠乏性貧血は、ヘモグロビンの主な材料である鉄が不足し、ヘモグロビンが作られなくなるためにおこる貧血です。
鉄剤で治療をするとほとんどの場合改善効果がみられますが、原因の検索・治療も大事です。

過度のダイエットや偏食は食事からの鉄の摂取量が減ってしまうため、鉄欠乏性貧血を招きやすくなるだけでなく、さまざまな栄養素の不足につながり、栄養のバランスも崩してしまいますので注意しましょう。
また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、大腸がんなどの消化管の疾患や子宮筋腫などにより、少しずつ続けて出血している場合も鉄欠乏性貧血を生じます。

鉄欠乏性貧血がある場合、このような疾患がかくれていないか検査を受けてみることをお勧めします。