病気について知る病気辞典

月経と片頭痛

2012年2月23日

初潮年齢の低下や晩婚化など、女性のライフスタイルは大きく変わり、一人の女性が一生に経験する月経の回数は、50年前に比べておよそ2倍に増えています。

月経は女性ホルモンに調節されます。その分泌量が急に大きく変化することで、むくみ、いらいら、下腹部痛や頭痛などさまざまな影響が出ます。中でも片頭痛は月経中に生じやすく、月経関連片頭痛と言い、女性の片頭痛の6~7割を占めます。

片頭痛は1週間から1カ月に1、2回出るひどい頭痛です。頭痛以外に特徴的な症状が3つ出ます。
第一に頭痛とともに気持ち悪くなります。第二にお辞儀をしたり歩いたり、頭を動かすとひどくなります。第三に目や耳など感覚が敏感になり、光や音が気になります。

月経関連片頭痛は、生理開始日の二日前から三日後に多く、また排卵日にも出やすくなります。ひどい頭痛が長く続きやすく、そのため日常生活に支障が出たり、外出できなくなる方もいます。

対策としては、まず自分の頭痛を知ることが大切で、それには毎回の頭痛を記録することが役に立ちます。日時、どんな痛みかなど簡単に記載してもらえると、診療の場合でも情報が正確に伝わります。

月経がある思春期から閉経期の女性は、特に家庭や社会で大きな役割を担います。
頭痛に限りませんが、痛みはなかなか他人に分かりません。辛いことを無理に我慢せず、適切な診療を受けていただければと願います。