病気について知る病気辞典

ばね指って?

2012年3月1日

指を曲げて伸ばす際に、指がスムーズに伸びずに一度引っかかり、あたかもバネのようにカックンとなるような症状をばね指といいます。
手のひら側には、指を曲げるための屈筋腱というヒモ状の組織があり、それに引っ張られて指の関節が曲がります。その腱(けん)が浮き上がらないように、腱鞘(しょう)というトンネルを通っています。指の付け根の腱鞘部で、屈筋腱との間に炎症が起こったものが腱鞘炎です。

最初はその部に痛みや、腫れ、熱感などが生じ、さらに悪化すると、腱鞘がぶ厚くなり、屈筋腱にはコブが生じて通過障害が起こります。これがばね指の原因です。母指(親指)に多く、中指、環指(薬指)にも比較的多く起こります。
更年期の女性や、妊娠出産期の女性に多いといわれていますが、スポーツをする人や、手をよく使う仕事をする人に多いのも特徴です。また糖尿病やリウマチなどの患者さんにも多く発生します。
症状は朝方が強いことが多く、日中使っていると軽減することも少なくありませんが、進行してくると常に症状が出るようになります。

治療は、局所の安静、内服薬や外用薬などで行いますが、これで改善しない方には、腱鞘内に注射を行う場合もあります。
しかし重症例や、再発を繰り返しているような方には手術を行います。手術は腱鞘の一部を切り開くもので、通常は小さな傷で済み、それほど時間もかかりません。

このような症状の方は一度専門医に相談してみて下さい。