病気について知る病気辞典

カンジダ外陰腟炎

2012年3月8日

カンジダ外陰膣炎は、帯下感、外陰部掻痒(そうよう)感<痛がゆい>という自覚症状があり、チーズ様、酒かす様の帯下(おりもの)が特徴で、産婦人科で最もポピュラーな疾患の一つです。

その原因菌は、真菌(カビ)です。カンジダ菌はもともと消化管や皮膚、腟内に少量いるいわゆる常在菌ですが、それが増量してくると症状が出てきます。

増量の誘因になるのは、①風邪や膀胱炎などで抗生剤を飲んだ時②糖尿病や結核、がんなどを合併した時③妊娠中やステロイド剤、ピルなどを内服中の時④ナプキンや通気の悪い下着を着用した時⑤エイズなど免疫力や抵抗力が落ちた時⑤過労、睡眠不足、体調不良なども誘因になります。

診断は帯下の検査をします。顕微鏡検査でほとんど診断がつきますが、時に培養が必要になります。治療は外陰部にクリーム剤塗布と腟内に膣錠を挿入します。

日常生活は①入浴時に外陰部を石けんで洗わない②タオルは毎日清潔なものを使用し、バスタオルは共有しない③下着は通気性のよい綿製品を使用する④性交時はコンドームを使用し、パートナーがかゆみを訴えれば、皮膚科か泌尿器科、産婦人科などの医療機関を受診してください。

この疾患は同じ人が何回も発症し、閉経後は糖尿病の方以外は極端に減少します。予防は体調を崩さないように気をつけてください。