病気について知る病気辞典

おしっこを我慢できますか?

2012年5月1日

急な尿意や尿漏れ 過活動膀胱の疑い

みなさんは、おしっこを我慢することができますか?
急におしっこがしたくなって我慢ができず、中にはトイレに行くまでに少し漏らしてしまう人もいるかもしれません。なかなか人には言えず、年のせいとあきらめている人も多いのではないでしょうか。これを読んで、思い当たることがある人は過活動膀胱(ぼうこう)の疑いがあります。

現在約800万人が過活動膀胱にかかっているといわれ、年齢とともに患者数は多くなります。
症状としては、尿意切迫感(急に起こる我慢できない尿意)があれば診断できますが、中には尿の回数が多いとか尿漏れがあるということで見つかる人もいます。しかし実際は、なかなか泌尿器科を受診するまでには至らず、年のせいと思って家で過ごされている人も多いと思います。そのような人には、「OABSS」という過活動膀胱についての簡単な質問票があります。
4つの質問に答えていただくだけで、過活動膀胱の疑いがあるかどうか分かりますので、一度泌尿器科を受診されてはいかがでしょうか。

過活動膀胱の治療は膀胱の収縮を抑える(膀胱を広げる)薬を処方します。これにより約8割の人に、おしっこが我慢できるようになったとか、回数が減ったとか、安心して外出できるようになったなどの症状改善がみられます。
それ以外の治療としては、おしっこに行きたくてもまず5分我慢してみる、次に10分とだんだん時間をのばしていき、膀胱におしっこをためる訓練も効果があるようです。

おしっこは毎日するものであり、私たちの生活からは切り離せません。おしっこの悩みにより、気分が落ち込んだり、イライラしたり、気になって楽しく旅行に行けない人もいるでしょう。
このような人には泌尿器科の受診をお勧めします。決して恥ずかしいことではありません。おしっこの悩みが解消すれば生活スタイルも変わりますよ!