病気について知る病気辞典

骨粗しょう症

2012年6月1日

閉経後の女性は注意 骨密度検査を

骨粗しょう症とは「骨強度の低下によって、骨折のリスクが高くなる骨の障害」であり、閉経後の女性に多発します。近年では寝たきりの原因の上位に入ってきています。

骨は生きている
骨は体を支える柱であり、体に必要なカルシウム(Ca)を蓄えます。全身のCaの95%は骨に存在しており、血液中や組織内のCaが不足すると、少しずつ骨から溶け出します。体の中に取り込むCaより出ていくCaの方が多ければ、当然、骨のCa量は減っていくことになり、骨が弱くなっていきます。
骨は新陳代謝を繰り返しています。つまり古い骨を壊し(骨吸収)、新しい骨を作る(骨形成)サイクルを繰り返し、骨のしなやかな強さを保っているのです。骨は常に新しく作り替えられています。

骨粗しょう症の検査
■骨密度検査
レントゲンで骨量を計測します。若いときの70%以下であれば骨は弱くなっています。

■血液検査
骨吸収マーカー、骨形成マーカーを測る検査です。

骨粗しょう症の治療

■食事療法
日頃から、Ca、ビタミンD、ビタミンKを多く含む食品を取ることが大切です。乳製品、納豆、豆腐、緑の野菜を食べることを心がけましょう。

■運動療法
骨を強くするためには、運動して骨に負荷をかけることが重要です。特に天気のよい日には外に出て歩きましょう。

■薬物療法
検査を受けて骨密度が減少している場合、骨吸収マーカーが高ければ骨吸収を抑える薬、骨形成マーカーが低ければ骨形成を促す薬(現在は注射薬)を処方してもらいます。

自分の骨密度を一度測定しておくとよいでしょう。検査や治療など、近くの整形外科にご相談ください。