病気について知る病気辞典

動脈硬化~あなたの血管は大丈夫?

2012年4月12日

心臓からいろいろな臓器に血液を送る血管を、動脈といいます。
年をとると、誰でも動脈の壁が厚く硬くなってきますが、これを動脈硬化といいます。動脈硬化の恐ろしいところは、それが進行して、その先の組織が酸欠状態になったり、死んでしまわないと自覚症状が出ない点です。しかも、この自覚症状も、脳梗塞などになってまひが残ったり、心筋梗塞になって心臓の働きが落ちたりなど、その後治らない症状も多いのです。

一度動脈硬化が進行して、ガチガチに硬くなってしまうと、それから治療を始めても、健常な人と同じ程度までに回復することは難しいので、動脈硬化がそれほど進行していないうちに管理を開始することが重要です。
例えば、水道のゴムのホースも日ざらし野ざらしで使うと早く傷みますが、新しいうちから、使ったあとで、泥を落として日陰においておくだけでも傷み具合は変わってきます。一度ガチガチになってひび割れたホースは、新品のように軟らかくなることはありません。

動脈硬化の四大危険因子は、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、喫煙です。また、加齢、肥満、メタボリック症候群なども動脈硬化を早めます。
このような危険因子がある方は、早めに動脈硬化の程度を調べて自己管理を開始することが、今後の人生にとって重要です。

最近は頚(けい)動脈エコーなどで比較的簡単に動脈硬化の程度を調べることができます。あなたの血管はひび割れたゴムのホースのようになっていませんか?