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機能性ディスペプシアってどんな病気?

2012年5月10日

胃の痛みや胃もたれなどのつらい症状があるにもかかわらず、内視鏡検査などを行っても胃潰瘍や胃がんといった異常が見つからない病気です。
今までは異常なし、気のせいとされたり、慢性胃炎、神経性胃炎などと診断されていました。原因ははっきりとは分かっておりませんが、ストレスによって自律神経の働きが乱れ、胃の機能が低下することによって起こるのではないかと考えられております。

よくみられる症状は、食後の胃もたれ、少し食べただけですぐに満腹になる、みぞおちの痛み、みぞおちの焼ける感じです。
これらの症状がある方は、まず生活習慣の改善を行い、胃に負担をかけないようにします。ゆっくりよくかんで食べる、腹八分目にするなどの食生活の改善や適度な運動、十分な睡眠、ストレスの軽減などを心がけます。
それでも症状が改善しなければ、消化器内科専門医を受診しましょう。内視鏡検査を行い、胃潰瘍や胃がんなどの病気がないことが確認されても症状が続いている場合は、機能性ディスペプシアの可能性が高いと考えられます。内視鏡検査で胃の異常がないとわかるだけで症状が改善する方もおられます。

治らない場合は、生活習慣の改善と並行して薬物療法がおこなわれます。
さまざまな原因が複雑に関与して症状を起こしていると考えられ、短期的に症状の改善が得られないこともあり、主治医と相談しながら、あせらず治療をしていくことが大切です。