病気について知る病気辞典

陥入爪の予防と治療法について

2012年6月21日

陥入爪は、爪の角がトゲ状になって指の肉に食い込み、痛みと炎症を引き起こす疾患です。特に足の親指に多く発生しますが、足の他の指や手指の爪でも起ります。

主な原因は深爪です。足の爪を丸く切り、深爪をすると爪の端が十分に切れず、とげができます。
この状態で窮屈な靴を履いたり、ぶつけたりすると、爪のとげが指の肉に刺さり、痛みが起こります。足の爪を切る時には、深爪をせず、角が少しだけ指先より出るように残します。

陥入爪の治療で最もやってはいけないことは、痛みを取るためくい込んだ爪を斜めに深く切る行為です。
一時的には痛みはなくなりますが、爪が伸びるにつれて、爪のくい込みはより一層強くなり、爪切り→くい込む→痛む→爪切り→くい込む→痛むの悪循環を引き起こします。

治療には、保存的治療と手術療法があります。
保存的治療としては、 くい込んだ爪の下にコットン、ガーゼ、ビニールチューブなどを詰めて爪を浮かせる方法や、超弾性ワイヤーを爪に掛けて矯正する方法があります。
手術療法は、フェノール法が主流です。くい込んだ爪のふちを数ミリ幅で切り取ったあと、フェノールという薬で爪の根(爪母を焼いて爪を生えてこなくする手術法です。局所麻酔で行え、入院の必要もありません。

陥入爪でお悩みの方は、早めに皮膚科あるいは形成外科専門医を受診されることをお勧めします。