病気について知る病気辞典

狭心症って?-早期診断のために-

2012年7月5日

狭心症とは、心臓に栄養を送っている血管(冠動脈)が細くなり、胸痛がでる病気です。
重症になると心不全になったり、心筋梗塞になったりと、命にかかわるため、早めに診断、治療することが大切です。

診断する上において、一番大事なのが自覚症状です。胸痛が代表的な症状ですが、人によって症状はさまざまです。胸痛以外に、胸を押さえつけられる、息切れがする、胸が何かおかしい、胃の辺りが痛い、左肩が痛い、歯がきりきりする、などがあります。
ポイントとしては、労作時にそういった症状が出現し、安静にすると軽減することです。ただ安静時でも、血管がけいれんして細くなる場合、症状が出現することがあります。このような症状が10分以上続く場合、心筋梗塞の一歩手前のこともあり、至急病院を受診してください。

通常の場合、診断のため心電図検査、心エコー検査を行います。
ただ安静時の検査だけでは不十分なこともあり、運動負荷心電図検査、24時間心電図検査なども行います。これで狭心症の疑いが強いと、心臓カテーテル検査を行い診断を確定します。最近はCT検査でもかなり診断できるようになりました。

さて治療ですが、病気の重症度に応じた治療を選択します。
治療法としては大きく三通りあり、①薬の服用②カテーテルによる治療③バイパス手術―があります。

ただ、これらの治療以上に大事なことは、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙などの危険因子を改善することであることは言うまでもありません。