病気について知る病気辞典

さまざまな『下痢』

2012年7月26日

みなさん、下痢を経験されたことは一度はありますよね。下痢の原因はとても多く、対応はまちまちです。

今の季節(夏に限ったことではありませんが)特に食中毒が心配です。
サルモネラや腸炎ビブリオ、病原性大腸菌など、冬はノロウイルス、小さなお子さんはロタウイルスによる感染性胃腸炎(いわゆるおなかのかぜ)など、一年を通して下痢をおこす原因はたくさんあります。しかし、このような下痢をおこした場合は、初めの対応として、下痢止めなど腸の働きを抑える薬は飲まないということをお願いします。
下痢は人間の体にとって立派な防御反応。感染性胃腸炎の場合、下痢をすることで良くないものを体の外へ一生懸命出そうとしているのです。だから、最初は下痢を止めてはいけません。(小さなお子さんやご高齢の方の中には、下痢を止めることで、逆に深刻な状況になることもあります)。

また、過敏性腸症候群、最近よく聞く病気ですがご存じですか。これも下痢をおこす病気の一つです。
精神的ストレスなどが原因で、下痢や便秘、腹痛や腹部不快感など、お通じが悪くなる病気です。精神面からの治療も必要になることがあります。

下痢の原因はさまざまです。しかし、安易に下痢を止める薬は使わず、治りが悪い場合や体調がすぐれない場合、早めに最寄りの医療機関を受診してくださいね。