病気について知る病気辞典

体の病気から目の病気が起こる

2012年8月30日

全身疾患から、目が見えなくなることがあることをご存じですか?
眼底検査などの目の検査は、目の病気を発見し、治すためのもの。でも実は、その情報は目だけにとどまりません。全身疾患なしと自己申告するのに、眼底には出血や浮腫がたくさんあることがあります。血圧を測定すると、とても高い。よーく聞いてみると「時々高いだけだった」とか「以前大丈夫って言われたことがあるから」とか「高いこともあるけれど、元は、低い方だったから」と、都合良く解釈している場合もあるようです。

目の病気には、全身疾患の症状の一部として現れるものがあります。「生活習慣病」と呼ばれる糖尿病や高血圧では、網膜の血管に変化が現れ、放置すると失明に至る場合もあります。その他、血液疾患や自己免疫疾患でも網膜の血管が障害されますし、甲状腺機能亢進(こうしん)症では、眼球突出やさまざまな眼所見が知られています。また、サルコイドーシスやベーチェット病などの全身疾患が「ぶどう膜炎」という眼の病気から発見されることもあります。

「何か変だな……」と眼科へ行き、思わぬ全身疾患が見つかった方も多くいらっしゃいます。また、全身疾患の病状の程度も、目を検査することにより、知ることができます。

目がおかしいなと感じた時は、早めに眼科の検査を受けて、早期発見、早期治療を心がけましょう。