病気について知る病気辞典

最新の胃・大腸内視鏡検査

2012年9月13日

胃がん、大腸がんをはじめとする、さまざまな消化管の病気の診断に、内視鏡検査は重要な役割を果たしています。

以前は、内視鏡検査と言えば辛い、苦しい検査ということで敬遠されがちでしたが、最近、上部消化管(食道、胃、十二指腸)内視鏡検査では、細径内視鏡の登場により、経鼻的に内視鏡の挿入が可能となり、患者さんへの苦痛は随分と軽減されています。
大腸内視鏡検査も、硬度可変式内視鏡等の登場による操作性の改善、また熟練した大腸内視鏡医が増えてきたことにより、患者さんの肉体的負担も軽減されるようになりました。

さらに、最近の内視鏡検査で注目されるのは、NBI拡大内視鏡検査の登場です。
NBI(Narrow Band Imaging)とは、狭帯域光観察という意味ですが、この特殊光を用いる観察によって、がんと正常粘膜との境界が鮮明となり、早期がんの発見、その内視鏡的治療に大きく貢献することとなりました。

また最新の内視鏡では、粘膜面の拡大観察ができ、NBIと併用し、腫瘍部をNBI拡大観察することにより、その腫瘍の良・悪性を瞬時にかなりの確率で判断できるようになっています。胃腸科、消化器科を掲げる一般診療所でもNBI拡大内視鏡を導入しているところが多くなっています。胃・大腸がん早期発見のために積極的な内視鏡検査をおすすめします。