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皮膚のバリア機能ってなに?

2012年9月27日

皆さんは皮膚のバリア機能という言葉を聞いたことがありますか?

皮膚のバリア機能とは、体の内側と外側を区別して、水分の蒸発や、外から細菌や有害物質が入ってくるのを防ぐ働きをいいます。アトピー性皮膚炎において、バリア機能の低下が大きく関わっていることをご存じの方は多いと思います。しかし、このバリア機能の低下は、特別な病気でなくても、日常生活でしばしば起こっています。

バリア機能は、主に皮膚の最外層にある皮脂膜と角質層の働きによって保たれており、うるおいが不足して、皮膚が乾燥した状態(ドライスキン)になると、角層がはがれて隙間ができ、外からの刺激物質が通過しやすくなります。
バリア機能を障害する因子には、皮膚の過度の摩擦(洗いすぎ)、生活用品中の化学物質やせっけん洗剤類、紫外線、温度、湿度などがあります。

いわゆる手荒れは、主婦、美容師、飲食店員、銀行員などにみられ、水仕事をよくしたり、紙幣を扱ったりするために、水分が失われ乾燥します。顔面は角層が薄いため、バリア機能が低下しやすく、なんとなく肌の調子が悪い、化粧の乗りが悪いといった時も、クレンジングや洗顔のしすぎで、バリアが破壊されていることがあります。冬になると皮膚が乾燥し、熱いお風呂に長く入ったり、ナイロンタオル、スポンジの摩擦もバリアを壊します。

夏の紫外線でバリアが破壊されていますので、これからの乾燥する季節に備えて、しっかりとバリア機能を回復させましょう。