病気について知る病気辞典

あなたの高血圧、治るかもしれません

2012年10月1日

アルドステロン症  10人に1人

ひと口に高血圧と言っても、大きく2つに分かれるのをご存じですか?
高血圧には原因がよく分からず、生活習慣の影響を大きく受ける「本態性高血圧」と、原因がはっきりしている「二次性高血圧」があります。

本態性高血圧は、はっきりとした原因の分からない高血圧です。高血圧の約90%は本態性高血圧です。高血圧になりやすい体質に加えて、塩分の取り過ぎ、運動不足や肥満、飲酒やストレスなど複数の要因が関連しています。

二次性高血圧は、ホルモンの異常、心臓や血管の異常、腎臓の異常などが原因で高血圧を引き起こしています。薬を飲んでも、なかなか血圧が下がりません。一方、原因となっている病気を発見し、それをきちんと治療すれば血圧が低下し、薬を中止できることもあります。
二次性高血圧の中で、最も頻度が高い病気が「アルドステロン症」です。高血圧患者の10人に1人はこの病気と言われていますが、意外と気付かれていないケースが多くあります。

次に挙げる項目をチェックして、該当する項目が1つでもあれば、アルドステロン症が疑われます。

アルドステロン症が疑われるケース
1.最高血圧160 mmHg以上、最低血圧100 mmHg以上。
2.減塩・運動の効果がない、手足がだるかったり、しびれたりする。
3.血圧を下げる薬(降圧薬)を飲んでいて、減塩や運動を頑張っても血圧が140/90mmHg以下にならない人。
最近の降圧薬は、よく血圧を下げますので、薬を飲ん で、食事療法と運動療法を行えば、本態性高血圧なら血圧は140/90mmHg以下に低下するはずです。また、一応血圧は下がっていても、3種類以上の薬を飲んでいる人も疑われます。

どれかに当てはまったら、まずは担当の先生にご相談ください。もしかしたら、あなたの高血圧、治るかもしれません。