病気について知る病気辞典

子どもの異物に気をつけて

2012年10月25日

小さなお子さんは好奇心いっぱいで、思いがけないことをすることがあります。

耳や鼻から、膿がでて止まらないといったお子さんを診察すると、時にプラスチックの玉やおもちゃ、ティッシュペーパー、豆などが奧から出てくることがあります。
耳や鼻の穴は入り口から少し入った部分が狭くなっており、玉などを押し込むとなかなかとれません。その上このあたりの皮膚は傷つきやすいので、気づいても無理に取ろうとせずに、必ず耳鼻咽喉科で受診してください。

また、この時期は手に触るものを次々に口に入れ、間違って飲み込んでしまうこともあります。原因となるのは電池・お金・小さなおもちゃなどで、これらには親御さんも気をつけていると思いますが、じつは食べ物による異物でも危険なものがあります。そのひとつがピーナツをはじめとした豆類によるものです。

その形から気管に入りやすく、中にはいると水分を吸って膨らみ気道をふさぎ、さらに含まれた油脂成分が周りを刺激して強い腫れをおこし、熱がでたり、頑固なせきをするようになります。

これを治療するには、入院して麻酔をかけ、気管支鏡という道具を使って異物(豆)を取り除くことが必要になります。

このようなことを防ぐには、落としたものは必ず拾う、お子さんに食べながら遊ばせないよう気をつけましょう。