病気について知る病気辞典

帯下(おりもの)が気になりませんか

2012年11月15日

正常な卵巣機能を持つ女性の腟内は、女性ホルモンの働きにより酸性に保たれ、炎症を防いでいます。ところが免疫力が低下したり、女性ホルモンが乱れると、この腟内環境が変化して病原菌が繁殖し、異常な帯下が増えます。これを腟炎といい、カンジダ、トリコモナス、細菌などが原因です。顕微鏡検査や培養検査をおこないますが、帯下の量、性状、色、臭い、掻痒(そうよう)感の有無などの症状が診断に役立ちます。

正しい診断がつくと、適した治療法があります。一般に腟炎に用いられる薬は副作用も少なく、大変有効です。さらにパートナーにも治療が必要か、再発予防の治療が可能か、など原因に応じて判断することができます。また妊娠中の腟炎は、流産や早産の原因になったり、生まれてきた赤ちゃんへの影響もあり得るため、腟炎を含めた炎症をいち早く診断し治療して、元気な赤ちゃんを出産できるような医療の取り組みがおこなわれています。

自分でできることは、まず予防に努めましょう。
①排尿、排便後は前から後ろへ拭く
②長時間のタンポン使用を避ける
③体調を整え抵抗力を高める
④通気性をよくして、締め付けすぎる下着はやめる
など、日ごろから気をつけましょう。

それでも帯下が気になる時は、ぜひ産婦人科を受診しましょう。