病気について知る病気辞典

目が赤いとき~結膜下出血

2012年11月29日

ほとんどの方は、目が赤くなった経験があると思います。
目が赤くなっているときには、眼球結膜(白目)に充血か出血が起こっています。充血は結膜の血管が拡張した状態です。

一方、出血は結膜下の細い血管が切れて、血液が血管の外に漏れて薄く広がった状態で、結膜下出血といいます。
結膜下出血ではペンキを塗ったときのようにベタッと赤くなります。多くの場合、白目に出血のないきれいな部分がありますが、出血が多いと白目全体が真っ赤になってしまいます。症状はほとんどなく、あっても目がごろごろする程度です。

結膜下出血の原因は、外傷(けが)、ウイルス性結膜炎、いきみ、全身疾患(血液疾患、高血圧症、肝疾患、糖尿病など)と関連したものなどさまざまです。
しかし、一番多いのはこれといった原因がない、特発性の結膜下出血です。症状もほとんどないため、目が赤いことを家人や友人に指摘されたり、自分で鏡を見るまでは気がつかないことが多いようです。眼球内に血液が入ることはないので、見え方に影響はありません。ほとんどの結膜下出血は、1、2週間で自然に吸収されるので特別な治療は必要ありません。

ただし、外傷性のもの、痛み痒みや眼脂(めやに)を伴うもの、何度も繰り返すもの、熱を伴う結膜下出血は、眼局所や全身の治療が必要な場合もあり注意が必要です。目が赤いときに、放置してよいものか治療の必要があるものかは眼科でご相談ください。