病気について知る病気辞典

鼻の話

2013年1月24日

「鼻の日」はご存じでしょうか?
昭和36年に制定され、語呂合わせで8月7日になっています。

制定当時は副鼻腔炎(蓄膿症)の患者さんが多く、夏でも鼻汁を垂らしている子どもをよく見かけました。しかし、今では、薬剤の進歩や内視鏡手術の普及と生活環境の向上により、副鼻腔炎は少なくなったので、夏に「鼻の日」といわれてもピンとこない感じです。逆にアレルギー性鼻炎は増加の一方で、2月から4月にかけては、スギ花粉症の患者さんと感冒の患者さんで鼻の症状を訴える方が非常に多くなります。

これからの時期は空気が冷たく、乾燥しています。鼻は上気道の入り口にあって、呼吸や嗅覚を行う重要な器官です。鼻から呼吸をすることにより、外気は体温近くまで加温、加湿されます。鼻が悪いと鼻呼吸が障害されるため、中耳炎、咽喉頭炎、気管支炎・気管支ぜんそくなどの病気にかかりやすくなります。花粉症の患者さんは毎年経験していると思いますが、学業や仕事の能率に悪影響があります。また、いびきや睡眠時無呼吸症候群との関連も注目されています。

今年の愛媛県のスギ花粉飛散量は、例年並みと予測されています。飛散開始時期は毎年2月中旬です。
治療の基本は、花粉が飛散する2週間前から、抗アレルギー剤をあらかじめ服用することです。スギ花粉症のある方や、鼻づまり・鼻汁のある方は早めに耳鼻咽喉科でご相談ください。