病気について知る病気辞典

朝の運動前に気をつけること

2013年2月14日

皆さんは体のために運動をしていますか?
最近よく患者さんから、早朝にウォーキングをしていると言う話を聞きます。

それでは、朝の体の中がどのようになっているかご存じですか。
私たちの体は夜寝ている間に、約500ccの水分が失われ脱水になり、そのうえ、早朝は血の塊を溶かす物質が低下し、血液がどろどろの状態になっています。
また目の覚める前から、自分の意思とは無関係に血圧が上昇し始め、心臓の血管は縮みやすく、不整脈も出やすくなっています。
こうした朝の急激な変化は、動脈硬化が起こっている血管を傷つけ、心筋梗塞、脳梗塞を発症します。

予防としては、ウオーキングをする日は、歩く前に失った水分を補給し、運動の途中にも補えるように準備をしましょう。
また普段から家庭で血圧を測定し、早朝の急激な血圧上昇に注意をしてください。朝の血圧測定は、起床後1時間以内、排尿をすませ、薬を飲む前に寒くない状態で、5分程度安静を保ち測定してください。その日の朝の血圧、気温変化に応じて、無理をしないようにしましょう。

また、日頃から動脈硬化の原因となる喫煙、肥満に気をつけ、血糖、血圧、コレステロール値などの異常がないか、定期的に健康診断を受け、自分の体の状態を知って、気持ちの良い朝の運動を続けてください。