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骨折が、後からでてくることがあるって、本当ですか?

2013年2月21日

けがをして、病院でレントゲンを撮った後「今は、骨折はでていませんが、後から出てくるかもしれません」とか「折れているかもしれませんが、まだはっきり分かりません」などと言われたことはありませんか?
説明を聞かれた患者さんや、患者さんのお母さんから「えぇっ、そんな事があるんですか?」と言われることがありますが、整形外科医にとっては、ごく普通のことです。

骨折は、受傷時に生じていても、いくつかの要因により、レントゲンでは、最初はっきり確認できないことがあります。
たとえば、ずれがなく骨折が発見できないものが、時間とともにずれてきてはっきりしたり、骨の形から骨折が分かりにくいものもあります。
さらに、子どもは、骨端線といって骨が成長するための軟骨の部分があり、ここの損傷は、ずれがないと判断しづらいです。
また、竹が折れるような折れ方をして、骨折線がシワのようになって、非常に見づらいこともあります。

このため、左右のレントゲンを撮って比べたり、方向を変えてレントゲンを撮ったり、1、2週間経ってから再度レントゲンを撮ったり、さらに、場合によっては、MRIなどの検査を行って診断していきます。

このように、最初から明らかな骨折が確認できない場合、腫れや痛みといった症状があれば、骨折を疑わせるサインですので、経過観察が必要となります。
主治医に繰り返し受診を勧められた場合、このことを思いだして、不安がらないで病院を受診してみてください。