病気について知る病気辞典

妊娠中の便秘

2013年3月7日

妊婦さんで便秘に悩む人は多いです。妊娠すると、子宮が大きくなり腸を圧迫します。また妊娠中に多く出る黄体ホルモンが、腸の筋肉を緩めます。そのため腸の動きが鈍くなり、腸内の便の移動が悪くなり、便秘となります。
また、妊娠中は、トイレで強くいきむと、赤ちゃんが生まれそうな気持ちになるため、思うように力を出せないのも原因の一つです。

便秘の解消法には、腸の動きを活発にすることと、便を軟らかくすることです。
まず、食習慣をきちんとしましょう。朝昼晩の食事を決まった時間に摂取すると、腸に一定の刺激が与えられ、排便のリズムができます。食事も、野菜や果物に多く含まれている食物繊維を取ると、便が硬くならず、排便が円滑に進みます。

また水分をまめに補給すると、便が軟らかくなります。特に朝起きたときに、冷たい水や牛乳を飲むと、腸に運動刺激も与えます。

散歩など軽く体を動かすことも、腸の動きを促します。

便意を感じたときは、早めにトイレに行ってください。排便を我慢し続けると、腸に便がたまっても、便意を感じにくくなります。さらに便が腸内にいる時間が長くなり、水分が抜けて硬くなります。

それでも便秘が解消しないときは、かかりつけの医師に相談してください。患者さんの状態に合った便秘薬を処方します。強い作用の薬では、下痢を起こして、流産や早産の原因となる危険もあります。そのため便秘薬の服用は、必ず医師の指示に従ってください。