病気について知る病気辞典

新しい透析治療~オンラインHDFについて

2013年3月21日

人工透析をしている方は年々増加しており、現在、約30万人にのぼります。その約4割の方が糖尿病からくるものです。

腎臓が悪くなると、尿毒素という本来ならばおしっことともに排せつされる毒素が体の中に蓄積されて、さまざま々な症状を引き起こします。食欲が落ちたり、だるさがでたり、むくみが出たりして、最終的には透析となります。
透析をすることで、たまった毒素を週3回のペースで除去していくのですが、腎臓の働きをすべて補えるものではありませんので、透析で除去できないものは体内に蓄積していきます。
それらの蓄積された物質によって、かゆみや不眠、関節痛などの症状がでることで、ストレスを感じている透析患者さんも多いと思います。

最近話題になっているオンラインHDFという透析は、透析液を直接透析回路に大量注入しながら行うもので、通常の透析ではなかなか除去できない毒素も抜くことができ、かゆみや関節痛、不眠などの症状の改善が期待できます。また心臓への負担も少なく、透析中に血圧が下がる患者さんにも効果が期待できます。

透析患者さんは週3回4時間ずつの透析に加え、家庭でも水分制限、塩分制限など、さまざまなストレスを抱えている人が多いのではないかと思われます。
透析治療も昔に比べたらどんどん進歩し、生存率も向上しています。今後ますます高齢化が進む中で、少しでもストレスを軽減できるよう我々も努力していきたいと思います。