病気について知る病気辞典

西日本ではヒノキに注意

2013年4月25日

花粉症は樹木や草木、雑草類などの花粉によって、特定の季節にのみ症状が出る「季節性アレルギー性鼻炎」です。

花粉症の患者さんの約70%はスギ花粉が原因です。県内におけるスギ花粉症の有病率は約30%とも報告され、10年間で約10%上昇しています。さらに若年化も進んでいると言われています。
鼻水、鼻づまり、くしゃみ、目のかゆみに加えて、発熱、のどのかゆみ、下痢が出現することもあります。
スギ花粉の飛散は4月に収束するので、多くの人は今ごろやっと症状も軽くなったのではないでしょうか。まだ鼻症状、目のかゆみが続いていたら、5月まで花粉が飛散するヒノキによる花粉症かもしれません。スギ花粉症の方の約7割は、ヒノキ花粉症を併発しやすいと言われます。

国土の7割が森である日本は、世界でも有数の森林国(先進国の中ではフィンランドに次いで2番目)であり、その約40%が人工林です。戦後に推進されたスギの植林、それに遅れて(特に西日本で)推進されたヒノキの植林により、スギ林とヒノキ林は、それぞれ人工林面積の43%、25%を占めています。とくに中四国では、ヒノキの人工林の方が広くなっています。

スギ・ヒノキは樹齢30年から花粉飛散が増えるので、スギより植林の推進が遅かったヒノキの花粉飛散は、今後ますます増えていくと予想されます。

4月に入り鼻症状が悪化した人はアレルギー検査を受けられてはいかがでしょうか?