病気について知る病気辞典

認知症について

2013年5月2日

高齢化社会が急激に進んでいます。高齢者の診察においては、老化に原因するいろいろな症状、特に精神症状(認知症など)がある場合は、診察、診断を難しくしています。

例えば、本人がどのような理由で受診したか、何をしてほしいのかをうまく説明できない、また、認知症のため、数カ月前の事を、昨日あったように言うなど、違った表現があったりします。食事も普通にできているのに、食べていないと言うこともよくあります。家族の方も認知症だと気がつかず、叱ったりしますし、知らぬ間に症状が進んでいる時もあるようです。従って高齢者の受診時には、患者さんの生活をよく理解している人に付き添ってもらえば、より正しい診断が可能と思われます。

認知症の早期発見には①物忘れがひどい②新しい事が覚えられない③時間・場所の見当がつかない④性格が変わった⑤不安感がある⑥意欲がない―などの症状が手がかりなので、このような症状があれば、早めに主治医に相談することをお勧めします。

認知症の進行緩和には、家族の理解と協力が大切で、本人の違った言動があっても、本人の考えを肯定し、その考えに上手に合わせてあげることが、日常生活上必要と思われます。