病気について知る病気辞典

不明熱ってなに?

2013年5月16日

不明熱と聞いてなんだろう?思った人も多いと思います。
インフルエンザで熱が出た場合には、インフルエンザウイルス感染が原因であると診断できます。しかし、明らかな原因が分からず、発熱が持続する場合を不明熱といいます。厳密には38・3℃以上の発熱が3週間以上持続する場合をいいますが、そこまでに至らなくても、発熱が持続して、原因がはっきりしない時は不安になると思います。

発熱が主な症状であるため、内科を受診されることが多いのですが、原因は多岐にわたるため、詳しい問診と全身の診察が重要です。代表的な原因として、感染症、悪性腫瘍、膠原(こうげん)病の3つがあります。
感染症と一口にいっても、全身のどこに、どんな病原体が、どのように感染しているのか、というふうに非常に複雑であり、いろいろな検査を行ってもなかなか診断がつかないことがあります。悪性腫瘍、膠原病に関しても同様です。これらの疾患の他にもアレルギー性、薬剤性、心因性などさまざまな原因があり、不明熱の約20-30%は、確定診断に至らないともいわれています。診断がつけば、それに応じて治療を行うことになりますが、診断がつかない場合には、症状の推移、全身状態などを慎重に経過観察していく必要があります。

不明熱の中には、自然経過で軽快するものから早期診断・治療が必要なものまで多彩な病気があり、気になる場合には内科を受診してみてください。