病気について知る病気辞典

夏はカビにご用心!-カビと皮ふ病-

2013年6月27日

夏場によくみられる皮ふ病に、カビによっておこる「皮ふ真菌症」があります。
カビは、梅雨の季節など湿気の多い時期に多発します。カビの中でもよくみられる糸状菌(白癬=はくせん菌)についてお話しします。

足白癬(水虫)
最も頻度が高く、大きく3つに分類。
・小水疱型:足底や足縁に小さな水ぶくれや赤いブツブツができ、皮がむけ、強いかゆみがあります。
・趾間(しかん)型:足の指の間の皮がむけ、白くふやけ、混合感染して全身発熱が起こることがあります。
・角質増殖型:足の裏全体の皮ふ(角質)が厚くなり、皮がむけ、全くかゆみがないことがあります。

爪白癬(爪の水虫)
爪の甲が厚くなり、白く濁り、自覚症状はほとんどありません。足白癬の人の半分が爪白癬を持っているともいわれ、高齢者に多くみられます。また、陥入爪の原因の一つにもなります。

体部白癬(ゼニたむし)
体、腕、ももにできる白癬で、近年、犬猫に寄生しているイヌ小胞子菌による感染が増えています。

股部白癬(いんきんたむし)
太ももの内側、陰部、お尻にできます。夏季に男性に多く、激しいかゆみと色素沈着があります。

水虫によく似たものに、手足に小さな水ぶくれができる汗疱(かんぼう)という病気があるので、診断は顕微鏡で検査をする必要があります。安易に自己判断せず、皮ふ科医の診察を受けましょう。

根気よく治療を続け、快適に夏を乗り切りましょう。