病気について知る病気辞典

体も早めのメンテナンスを

2013年7月4日

体を動かすと胸が締めつけられるように感じたり、息苦しくなったりすることはありませんか。人間誰しも激しい運動をすると、胸がしんどくなるものです。また年を取るにつれ、筋力も心肺能力も徐々に落ち、若いころにはできていたことができなくなったり、途中で休憩が必要になったりします。この変化が加齢に伴う生理的なものであれば特に心配はいりませんが、時に心臓の筋肉に血液を送る血管(冠状動脈)に原因があることがあります。

冠状動脈は、その字の通り“かんむり”のように心臓を取り巻き、血液を心臓の筋肉に運んでいます。心臓を車のエンジンにたとえるならば、冠状動脈はガソリンをエンジンに運ぶ燃料パイプのようなものです。このパイプ(冠状動脈)が狭くなると、アクセルを踏んで(運動して)エンジン(心臓)の出力を上げようとすると、ガソリン(血液)が足りなくなります。エンジン(心臓)がゆっくりと動いているアイドリング(安静)の間は、ガソリン(血液)が足りているので症状はありません。これが(労作性)狭心症といわれる状況です。

治療法は、薬(血液の流れを良くしたり、心臓の出力を抑えたりする薬)・カテーテル治療(狭くなった冠状動脈を広げる)・冠状動脈バイパス手術(新たな血管をつなぐ)などがあります。

何かおかしいなと感じたら、かかりつけの医師にぜひ相談をしてください。車と同様、体のメンテナンスも早め早めに行うのが大切です。