病気について知る病気辞典

「めまい」について

2013年7月1日

めまいの原因さまざま 多くの診療科が関与

めまいはなぜ起きるのでしょうか?
ヒトの体には、姿勢のバランスを保つ機能が備わっています。内耳の三半規管と前庭、小脳、脳幹がその役割を担っています。これらの器官に異常を来した場合や、不整脈や血圧の変動でこれらの器官への血液供給が不安定になった場合に、めまいが生じます。

このため、めまいの診療には多くの科が関与しています。耳鼻咽喉科領域の疾患としては良性発作性頭位めまい症やメニエール病、前庭神経炎、突発性難聴などが、神経内科領域の疾患としては脳血管障害(小脳や脳幹の出血や梗塞)や椎骨脳底動脈循環不全などが、循環器内科領域としては高血圧症や不整脈などがあります。その他、低血糖や貧血、脊柱管狭窄(きょうさく)症などの頸椎(けいつい)疾患でめまいを生じることもあります。

めまいの症状は、
①グルグル目がまわる「回転性めまい」
②フワフワふらつく「浮動性めまい」
③クラッとする「立ちくらみのようなめまい」
に大きく分けられます。

①の多くは耳が原因ですので、耳鼻咽喉科の受診を、②の場合は脳の異常が関与することがありますので脳神経外科や神経内科の受診を、③の場合は血圧の変動が関与することがありますので、循環器内科の受診をお勧めします。

めまいが生じたらどのように対応したらよいのでしょう?
まず、落ち着きましょう。不安な気持ちがめまいを増強することがあります。次に強い頭痛や意識障害、手足に力が入らない、しびれがある、舌がもつれるなどの症状の有無を確認しましょう。脳出血や脳梗塞などによるめまいの可能性がありますので、できるだけ早く救急病院を受診してください。これらの症状がない場合には、安静にしてめまいが治まるまで横になり、楽な姿勢をとってください。めまい発作の時に飲む頓服薬を処方されていましたら、服用してください。めまいが治まったら、早めに専門医療機関を受診しましょう。