病気について知る病気辞典

子宮頸がん検診はいつ受けるの?20歳になった今でしょ!

2013年9月12日

わが国では、20~30代の若年女性にHPV(ヒトパピローマウイルス)感染が増加し、子宮頸がんの罹患率、死亡率が上昇して大きな社会問題となっています。

子宮頸がんは妊娠、分娩(ぶんべん)と時期的に重なることから、Mother Killer(マザーキラー)とも呼ばれます。HPV感染は最も知られていない性感染症の一つで、性交経験者のほとんどが感染します。無症状、一過性であり、2年以内に90%が自然排出します。子宮頸がんの原因は、発がん性HPVの持続感染で、がん化は0.15%です。必ずしも感染だけでがんになるわけではなく、二次的要因(喫煙、長期間の避妊薬など)もリスクになります。

子宮頸がんは、前がん病変(異形成)から数年~10年の長い年月を経てがんになります。この状態で発見すれば、子宮を温存でき、妊娠・分娩も可能です。初期子宮頸がんの半数は症状がないので、検診は大切です。忘れないように誕生日に検診するのも一つの方法です。20歳になったら、必ず検診を受けましょう。

検診は、子宮頸部から細胞を採取する細胞診により判定し、疑陽性以上に精密検査が必要です。精密検査には、コルポ診(内視鏡)によって怪しい組織を直接採取する組織診により確定診断します。現在、HPVワクチン接種の積極的な勧奨は一時中止になっていますが、将来の子宮頸がん増加につながらないように、厚生労働省による副反応の原因究明が早急に求められます。子宮頸がんの正しい知識を持ち、がんから体をしっかりと守りましょう。