病気について知る病気辞典

取れない痛み

2013年9月19日

痛みを訴える患者さんは多くいます。しかし、その治療には難渋することがあります。患者さんが治療効果として無痛を期待していることや、さまざまな精神的ストレスが関係しているからです。

外来診療では薬物療法が選ばれることが多いのですが、各種の薬を併用すると副作用が増加する可能性もあるので、注意を要します。また、一般の鎮痛剤では無効な神経障害性疼痛(とうつう)というものがあります。これは痛みによる精神的負担が大きいために、夜間の睡眠障害を起こしたり日常生活に不都合を起こしたりします。そのために鎮痛補助薬と言われるものが必要になってきますが、この痛みにはさらに多くの選択肢があります。その一つに心因性疼痛もあり、解剖学的に説明がつかない痛みのため、治療をむずかしくしています。

神経障害性疼痛を強く疑わせるものには、次のような痛みが挙げられます。
①針で刺されたような痛み
②電気が走るような痛み
③焼けるようなヒリヒリする痛み
④しびれの強い痛み
⑤風にあたっただけで痛むもの
⑥痛みの場所の皮膚がむくんだり赤紫色になる変化