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ドライアイの症状で悩んでいませんか~家庭でできるドライアイケア~

2013年11月2日

目が乾くので薬局で目薬を買ったが、今ひとつ効果がなかったなどという経験はないでしょうか? ドライアイには自分でできる対処法もございますので、一度向き合ってみてはいかがでしょう。

ドライアイには2つの種類があります。「涙液分泌減少型ドライアイ」と「涙液層破壊時間短縮型ドライアイ」です。まず「涙液分泌減少型ドライアイ」ですが、加齢などにより涙が減少することによりおこります。涙を減少させる原因は加齢以外にも降圧薬、抗うつ薬、尿失禁治療薬などの常時服用、糖尿病やシェーグレン症候群、アレルギー性結膜炎や眼瞼痙攣等の病気があります。ご自分の病気やいつも飲んでる薬を一度チェックしてみるとよいでしょう。

また、生活習慣の乱れによっても涙液の産生が少なくなります。水分を十分摂取して偏りのない食事を心がけ、適度な運動と十分な睡眠をとり、ストレスを減らすといった、ごく基本的なことも重要です。また、コンタクトレンズで乾き目になる方も多いですので、夜や休日にはなるべく装用せず、乾きにくい種類のコンタクトレンズを選択し正しい使い方を心がけましょう。

次に「涙液層破壊時間短縮型ドライアイ」ですが、これは涙液の量は保たれていてもすぐに乾いてしまうタイプのドライアイです。パソコン作業やテレビ、読書、運転などに集中すると、まばたきの数が減少してきます。まばたきが減ると涙液の状態が不安定となります。対策として、長時間作業時には、まばたきの回数を意識的に多くし、1時間に1回は遠くを見るなど眼を休憩させることです。パソコンのモニター画面に対する目線の角度を下向きにすることで、涙の蒸発を減らすこともできます。肩や腕の筋肉を動かし緊張をほぐすと眼も休まります。部屋の乾燥は大敵ですので、加湿器を置いたり、エアコンの風が直接目に当たらない位置に座るなどして、目の乾燥を防ぐことも大切です。

また、女性の方にご注意いただきたいのがアイメークです。まつげのすぐ内側に沢山並んでいるマイボーム腺は、目の潤いを保つのに重要な油の出る出口ですので、ふさがないよう気をつけましょう。メーク落としは目を傷つけないようにしっかり行ってください。

ドライアイは単なる乾き目と軽視されがちですが、涙が減って眼球に酸素や栄養分が行き渡らなければ、殺菌作用が低下し、粘膜が乾き傷つきます。その結果、眼の乾きや異物感、痛み、かすみ、まぶしさ、ひどくなると視力の低下や全身の倦怠感、頭痛につながることもあります。ドライアイ治療用の点眼薬も日々開発されております。その他にも涙点という涙を排出する部分を塞いで涙を目に留める方法や、眼鏡のフレームにフードがついたドライアイ専用眼鏡もありますので、かかりつけの眼科の先生にご相談ください。