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B型肝炎ワクチンについて

2013年11月7日

成人でB型肝炎に感染すると、急性肝炎になってもほとんど治癒しますが、3歳未満ではキャリアー化(持続感染状態)の確率が高いと言われています。キャリアー化した場合、将来的に慢性肝炎化したり、肝硬変、がんになる危険性が高まります。このため、母親がキャリアーの場合には、生まれてすぐころから予防接種等を受けられる制度があります。

B型肝炎の感染経路は、従来は母子感染、性交為、輸血などが主とされてきましたが、父子感染や水平(兄弟等)感染が結構あります。少数ですが、保育所や幼稚園での集団感染例も報告されています。また、近年では、欧米で主流の成人感染でも慢性化しやすいタイプのB型肝炎(ジェノタイプA)が日本でも急増中なので、予防接種の重要性が増しています。

現在、日本ではB型肝炎のワクチンは、国産と輸入の2種類が使用できます。中身は若干異なりますが、効果はほとんど違いがありません。接種は1カ月ほどの間隔で2回、半年後に追加の接種を行うことになっています。近い将来、国の定める定期予防接種になりそうですが、県内では現時点で補助制度はなく、全額自己負担になります。

B型肝炎の予防接種を考えた場合、免疫は若いほどつきが良く、乳児期前半ではほぼ100%近くつく上、乳幼児は感染後キャリアー化しやすいので、できるだけ早めの接種が良いと考えられます。