病気について知る病気辞典

便秘のはなし

2013年11月14日

スムーズな排便がある人は、それが当たり前と思っていますが、いざ便が出ない状態になりおなかがはって苦しい経験をした人も多いと思います。

便秘とは「排便の回数や量が少なくなったために、大腸内に便がたまって腹部不快感などの症状を伴う状態」を言います。排便回数が少なくても、排便困難がなく、症状がなければ便秘とは言いません。

便秘は大きく2つに分けられます。1つは「器質的便秘」で、大腸がんなどによる腸管内腔の狭窄(きょうさく)が原因で起こります。もう1つは「機能性便秘」で、日常で最も遭遇するものであり、悩んでいる人も多いと思います。機能性便秘はさらに「弛緩性便秘」と「けいれん性便秘」に分けられます。弛緩性便秘は腸管の動きが低下し、ふん便通過時間が長くなることで水分の過吸収が起こって便が硬くなる状態です。高齢者や寝たきりの人に多く見られます。けいれん性便秘は腸管の緊張が持続的に高進し、ふん便がうまく肛門側へ送られづらくなる状態です。

便秘の人は、まず食事や運動に気を付けることが大切です。食事は1日3回、規則正しく取ることが重要です。特に朝食は必ず取りましょう。また、便意を我慢しない習慣を付けましょう。それでも便秘が改善されなければ、薬による治療が必要になりますが、便秘の種類により治療薬が違うので、医療機関を受診の上で適切な治療を受けてください。