病気について知る病気辞典

生理不順について

2013年12月1日

まずは原因を確かめて

生理不順には、生理周期(生理開始日を1日目として、次の生理が来る前日まで)が24日以内の「頻発月経」と39日以上の「稀発(きはつ)月経」および月経がこない「無月経」があります。

これらの原因の大部分(約70パーセント)は、頭の中(脳の視床下部)に問題があると言われています。この視床下部の障害の原因としては次のようなものがあります。

①精神的ストレス:環境の変化や人間関係などによる強いストレスがかかると、大脳皮質が視床下部にブレーキをかけるため②極端な体重減少・無理なダイエット③激しい運動④不規則な日常生活⑤脳下垂体の異常⑥卵巣の異常⑦甲状腺機能亢進(こうしん)症・低下症⑧薬の副作用などです。

この視床下部に問題があるために生理不順となると、妊娠にかかわるホルモンの分泌がうまくいかなくなり、排卵しなかったり(無排卵)、排卵が遅くなったり(遅延排卵)や子宮の発育不全にもなるなど、将来不妊の原因になります。

だからこそ、早めに産婦人科を受診し、その原因を確かめて治療をすることをお勧めします。その時、お子さんを希望するのか希望しないかにより処方する薬が違ってきます。お子さんを希望しない場合は、低用量ピルを飲んだりホルモン剤を飲んだりします(卵巣機能を維持するためには、少なくとも3カ月に1回は生理があることが必要です)。

また、お子さんを希望する場合は、きちんと原因を確かめ、適切な治療が必要になります。どちらにしても生理が順調にこなければ、早めに受診して適切なアドバイスを受けましょう。