病気について知る病気辞典

便潜血と大腸がんについて

2013年12月26日

健診などで、大腸がん検診として用いられている便潜血反応は、少量で目には見えない便に潜む血を測る検査です。陽性になったら精密検査が必要です。

大腸がんは、症状がないごく早期のうちに発見し、適切な治療を受ければ100%に近い確率で治りますが、放置していると治るはずのがんを進行させることになりかねません。便に血が混ざっている、便が細くなった、おなかが痛い、便が出にくいなどの症状が現れたときは、進行がんの場合が多いので、無症状のうちに発見して治療することが重要です。

最初から、大腸ファイバーで精密検査を受けるのが良いのですが、痛い、苦しいなどの印象から敬遠している人が多いと思います。楽な検査の方がいいと言う人が多いので、受診率が良く、コスト面でも優れている便潜血反応検査が用いられています。約6~7%も陽性が出る精度の低い検査です。検査で便潜血が陽性でも、95%以上は大腸がんではありません。便潜血検査の目的は、あくまでも振るい分けであり、確率の高いグループと低いグループに分けます。便潜血反応が陽性の人は、陰性の人に比べるとがんの確率が10倍も高いです。また、ポリープなどの前がん病変の頻度も高いと言われています。病気があっても、毎回便潜血が陽性になるわけではありません。便潜血反応が一度でも陽性になった場合は、必ず検査を受けてください。