病気について知る病気辞典

足のゆび先が痛い(陥入爪(かんにゅうそう)と巻き爪)

2014年3月1日

爪の状態をよく観察して

足の爪が皮膚に食い込んで、痛みを生じることがあります。爪を短く切って深爪の状態にすると、痛みが和らぎますが、爪で押さえていたゆびの肉が盛り上がり、伸びてきた爪とぶつかってしまうので、痛みがさらに増してくることがあります。そのために深爪をせず、ばんそうこうなどでゆびの側面の皮膚を引っ張り、爪からの圧力を緩めたり、爪と皮膚のすき間に綿花を挿入して傷を治療します。日数をかけて、爪をゆびの先まで伸ばすことが大切です。

しかし爪の横の肉が盛り上がって、出血したり、膿(うみ)が出るような場合は、爪の一部の切除が必要です。爪を切除すると、炎症は速やかにひいて、痛みがとれます。しかし数カ月後、爪が再生してくると、再び痛みを生じることもあり注意が必要です。

爪の変形が強く、痛みで爪をゆび先まで伸ばせない場合には、爪の根元にある爪母(そうぼ)と呼ばれる部分を処理して、爪の幅を少し狭くすることで、再発することなく治すことが可能です。何年にも渡って再発を繰り返していた人が、この治療(外来通院手術)で楽になっています。

陥入爪と混同しやすいものに、爪が強く湾曲して、雨どいのような形状をした巻き爪というものがあります。痛みがある場合に治療が必要となります。上記の方法でも痛みがとれますが、この治療法の欠点として爪の幅が非常に狭くなってしまうことがあります。手術以外の治療法として、湾曲した爪を特殊なワイヤーで平たんにする方法があります(ただし、この治療は保険外診療です)。ワイヤーを用いる方法は痛みのない治療で、治療直後から楽になりますが、再発しやすいことが欠点です。

足のゆびに爪が食い込み、痛みで困っている人は、近くの形成外科、整形外科、皮膚科などを受診することをおすすめします。