病気について知る病気辞典

足の裏が硬くなる-いぼ、たこ、うおのめ

2014年2月20日

足底や足趾(そくし)が限局的に硬くなる状態にいぼ(疣贅)、たこ(胼胝)、うおのめ(鶏眼)があります。違いをご存じでしょうか。

いぼは、ヒト乳頭腫ウイルスが微細な外傷から侵入することによりできる良性腫瘍です。皮膚表面の角質がカリフラワー状に厚くなったり、中心が噴火口状に陥凹したりします。治療は凍結療法、電気焼灼、内服療法などがありますが、治りにくく、根気よく続ける必要があります。

たこ・うおのめは、特定の部位に繰り返し圧がかかったとき、皮膚を守るために限局的に角質が厚くなったものです。このうちたこは体重のかかる足底の母趾(ぼし)、小趾(しょうし)の基部辺りにできることが多く、角質が皮膚表面から盛り上がるように厚くなります。通常痛みはありませんが、過度に厚くなると痛みが出てきます。糖尿病で神経障害がある人は痛みを自覚しないので、圧がかかりすぎて傷になったり細菌感染を起こすことがあるため注意が必要です。

うおのめは、角質が皮膚の奥に向かってくさび状に厚くなった状態です。足趾の横や趾同士が当たる趾関節部などによくでき、チクチクする痛みが特徴です。たこ・うおのめとも角質を柔らかくする外用剤や、カミソリやメスなどで角質を削る治療法などがあります。骨・関節の変形が原因となっているときには、整形外科的対処が必要な場合もあります。このような症状があるときには、皮膚科、形成外科あるいはかかりつけの医療機関で相談されるのが良いでしょう。