病気について知る病気辞典

産婦人科的診察(内診)の痛みの正体

2014年3月20日

内診は、痛くてつらいけれど避けられないもので、耐えなければならないものと考えている人は多いと思います。内診は、なぜ痛いのでしょうか。答えは簡単で「体のあちこちに力が入っている」からだと思います。

そこで、「今から内診しますから、力を抜いてください」とお願いしますが、これが意外と難しいのです。力を抜いているつもりが抜けておらず、結果として痛くて耐えられなかったということをしばしば経験します。「力を抜く」とは、もちろん体の緊張を取ることですが、内診時には、主に肩や太もも、顔に力が入るようです。このような体の緊張をほぐすためには、心の緊張をほぐすことが大切なことはよく知られています。

内診時に、瞬時にこの心身の緊張がほぐれたら、伴う痛みは随分と軽くなると確信しています。そのため、最近「呼吸法」を試しており、役に立ちそうなので紹介します。「今から内診しますから、呼吸をしてください」と言います。呼吸は、まず吐くことから始めます。フーフーフーと3秒吐き、鼻でちょっと吸い、また、フーフーフーと長く吐くのです。これを内診の間繰り返します。大事なことは、呼吸に集中することです。特に、息を吐くことにだけ強く気持ちを集中できれば、心の緊張が随分軽くなるはずです。

内診は、痛くてつらいものとの先入観にとらわれることなく、しっかり集中して呼吸をやり遂げてみてください。